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輪の音-元ベーシストによるCD紹介-

STRAIGHTENER さ-そ

STRAIGHTENER「STRAIGHTENER」-バンドの一つの集大成-

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出典: http://www.newaudiogram.com/premium/190_straightener/img/jkt.jpg

STRAIGHTENER」は、2011年8月にリリースされた「STRAIGHTENER(ストレイテナー)」の7thアルバムです。

現在の4人編成になってからは3枚目のアルバムですが、ストレイテナーがセルフタイトルを付けたSTRAIGHTENER、その詳細をしっかりと伝えたいと思います。

・ストレイテナーがセルフタイトルを付けた意味

フルアルバムとしては1年5ヶ月振りという、やや短いインターバルでリリースされた「STRAIGHTENER」ですが、パッと見て分かる通り、今作ではバンド名をアルバムタイトルに持ってきました。

ボーカルのホリエアツシは、
「ロックバンド、ストレイテナーの過去から現在までが詰まっている」
と語ってくれました。

このSTRAIGHTENERは彼等にとって、それ程の自信作となったのでしょう。

 

1曲目の「A LONG WAY TO NOWHERE」からアルバムは始まります。

A LONG WAY TO NOWHEREはどこかノスタルジックな雰囲気を持っていて、ここからこのアルバムはどんな方向に進むのか、私達をドキドキさせてくれる楽曲です。

バンドの音だけで構成されているのでスッキリしていて聴きやすいですね。

 

 

A LONG WAY TO NOWHEREから2曲目の「プレアデス」への流れも、凄く自然で良い展開になっています。

プレアデスA LONG WAY TO NOWHEREよりも熱量を増やした感じの楽曲で、勢いがありつつも時折ちらつく切なさがカッコ良いですね。

ここまでしっかりとバンドを感じさせてくれましたが、3曲目の「VANDALISM -Prototype-」では一転していきます。

・「STRAIGHTENER」打ち込みから一転、ファンクへ

3曲目のVANDALISM -Prototype-ですが、「VANDALISM」は4月にシングルとして先にリリースされていました。

シングル版は普通にバンドサウンドの楽曲だったのですが、プロトタイプでは打ち込み感をあえて出したアレンジになっています。


打ち込みと生音を完全に同化させたこの曲で、アルバムは一気に空気感が変わります。

 

4曲目はこのままデジタル・・・にはいかずにベースの激しいスラップから楽曲が始まっていきます。

KINGMAKER」は、16分のリズムを刻むややファンク寄りの楽曲です。

ギターのカッティングもリズム隊のビートも、歯切れが良くて気持ちが良いですね。

 

そのままの流れで5曲目の「YOU and I」も、ミディアムなファンクテイストの楽曲で攻めます。

ノリは異なりますが、楽曲の雰囲気がどこか1曲目のA LONG WAY TO NOWHEREを匂わせる部分があり、良い曲の繋ぎ方だなと感じました。

このYOU and Iも、先行シングルとしてリリースされています。

・「STRAIGHTENER」ロック中心の後半戦

6曲目の「LEAP IN THE DARK」は、アルバム発売後のライブでは一度も演奏されませんでした。

2013年の日本武道館でのライブで、セットリストがファン投票で選ばれる際にランキング13位に入り、初めて公の場で演奏されます。

LEAP IN THE DARKは確かにシンプルだとは感じますが、全然悪い曲では無いので不思議です。

 

7曲目の「氷の国の白夜」は、印象深いベースのソロから始まる楽曲です。

サビまではベースが楽曲の世界観を完全に作り、サビではギターがかき鳴らされるギャップが良いですね。

ベーシストの日向秀和は、過去には「ART-SCHOOL」や「ZAZEN BOYS」、現在はストレイテナーの他に「Nothing’s Carved In Stone」などで活躍する売れっ子ベーシストなので、技術だけではなくフレーズのセンスも流石です。

 

11曲目には、YOU and Iと両A面シングルとなっている「羊の群れは丘を登る」を持ってきました。

ホリエ大山の2本のギターの掛け合いが印象的になっている曲です。

ストレイテナーの楽曲はギターが歪み過ぎないので、かき鳴らしてもボーカルが非常に聴きやすいですね。

 

そして、アルバムの最後は「VANISH -Prototype-」で締めくくります。

この曲も既存の「VANISH」を打ち込みテイストにアレンジされたものです。

最後に打ち込みで締めくくるのは少々意外でしたが、楽曲の振り幅が大きいながらもまとまりのある作品に仕上がっています。

・「STRAIGHTENER」のまとめ

今回はストレイテナーの「STRAIGHTENER」を紹介しました。

ロックバンドとしてカッコ良いロックを聴かせてくれるのは勿論ですが、ファンクテイストの楽曲が数曲あったことも印象的になっています。

1つの完成形を作ったストレイテナーが、これからどんな方向に向かっていくのか、バンドとしてどんな存在になっていくのか、注目したいと思います。

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